ノギスの具体的な校正と管理方法

工場などの現場で使われる便利な工具

ノギスとは測定で使われる工具です。使い方が難しそうな見た目をしていますが、思ったより簡単に使えることができます。機械を取り扱っている工場などで、使用されています。スライダと呼ばれる部分にあるバーニヤから、細かい目盛りを読み取れます。様々な材質、形状のものを測定でき、円状のもの、歯車の形をしたものなども測定できます。またデプスベースがついているものであれば、深さがあるものを測れます。最初からこのデプスベースがついているものもあれば、後付けできるアタッチメントのものもあります。最近のものだとデジタルで表記しているものもあり、平面や平行度、直角度などを簡単に測定可能です。

おすすめの工具の管理方法と種類

ノギスは物ですので、使用していると必ず劣化が生じてきます。劣化すると、ズレが生じたり、正確な測定ができません。大切に使うためにも管理が大切になってきます。その管理はある程度一人でもできます。クチバシと呼ばれる箇所に不正が生じた場合、その側面をハンマーで打ちながら調整します。磨耗していたら、ヤスリで擦り落としたり、オイルストンで管理する必要があります。平行だしは止めネジなどを使えば、修理可能でしょう。工具の販売元に修理や交換を頼むことができるかもしれません。なので、一度問い合わせもしてみるといいでしょう。今はデジタルのタイプを使う企業が多いので、調整しても画面にエラーが出てしまうのなら、廃棄にするしかありません。購入するなら、デジタルの方がおすすめです。数値の間違いはほぼなく、正確にできます。ただ人によってはデジタルよりメモリの方がいいという方もいます。デジタルは電池交換が少し大変ですが、小さなビスを取り、蓋を開けて電池を交換すれば大体約二年は持ちます。

定期的に制度を確認していく方法

工具の精度をこうした修理で保つことを校正といいます。この校正は、修理の他にも、定期的に精度をチェックする方法があります。それは、正確な寸法であるゲージブロックや物に、ノギスを当ててきちんと校正方法です。ブロックゲージを測定する場合、ブロックゲージを三つリンギングさせてから、両側にある二つの間を測ると、より正確に精度を測れるでしょう。あるいはセラキャリパチェッカのタイプのものを使います。当てる場所を予め決めておき、最低でも三、四回は測定して平均値を出してください。感覚が必要になりますが、何回も使用していくうちに慣れてくると思います。